終業式「ちょっとがんばってみようか!」

12月23日(木)に2学期の終業式を体育館で行いました。この日も、コロナ対策の補助金で購入しました大型ジェットヒーターを使用しましたので、寒さも幾分和らぎました。

学校長は、「星野富弘さん」のお話をしました。星野さんのことをご存じの方もおられると思いますが、元中学校教師で、不慮の事故に合い、頚髄損傷により首から下を動かすことができない状態になりながらも、2年後に口に筆をくわえ、文字を書き始め、やがて、詩や絵を描き続けるようになった方です。現在では、「詩画集」をいくつも発行されています。生きる希望もなくすような困難にも負けず、文字通り地道な努力を積み重ねられ、今では、私たちに感動と勇気を与えてくださっています。ちょっと昔の道徳の本の資料にも掲載された方です。何年も続けて自宅の玄関に飾っている「星野さんの詩画カレンダー」を何枚も貼り合わせて、みんなの前に展示しました。子どもたちからは、思わず「おーっ。」「すごい。」「これ、ほんまに口で描いたんか?」などの驚きの声が出ました。「星野さんに負けないように、ちょっと頑張ってみようか!」

生徒指導担当からは、「冬休みのくらし」について、「ポン、パ、おはよう、はい、パッチン」の合言葉で説明をしてもらいました。なお、3つの車のお世話にならないように気を付けましょう!

また、養護教諭からは、「冬休みの過ごし方で気を付けてほしいこと」の話がありました。①しっかり手洗いする②早寝・早起き・朝ごはん③バランスの良い食事④運動をする⑤人込みはさける、の5つに注意することが大事です。

後半は、各学級の代表児童による「2学期にがんばったこと」の発表がありました。みんなのしっかりした発表にそれぞれの成長を感じました。

最後に、「全校合唱」~まあるい いのち~を歌いました。今年も、「今月の歌」を歌うことがなかなかできませんでしたが、10月から少しずつ歌えるようになり、ようやくこの終業式で、「全校合唱」ができました。はじめは、みんな少し遠慮気味でしたが、きれいな歌声が体育館に響き渡りました。

式が終わって、高学年の子たちが何人も「星野富弘さん」のカレンダーの絵を見に来ました。「星野さんの絵」は、やはり人を引き付ける魅力があります。校長も、朝このカレンダーを見て、「今日も、頑張ろう!」と思っています。