7月2日(金)に、今年度2回目の校内研究授業を行いました。今回は、5年生国語科の物語「たずねびと」(朽木祥 作)を使った授業です。このお話は、広島の原爆や平和記念資料館、追悼平和祈念館、原爆供養塔などが出てくる戦争教材の一つです。
事前の学習では、物語に出てくる戦争中の物を写真で示したり、場面ごとに主人公「綾」の気持ちの変化を考えたり、ノートにまとめたりしました。
下は、「学習のめあて」と「本番までにまとめられた各場面ごとの主人公の気持ちの変化」です。
本番の授業公開の日は、大阪樟蔭女子大学の大杉稔准教授にもお越しいただき、授業を見ていただきました。この物語を読んで「自分の心」が動いた場面を決定したり、同じ場面を選んだ友だち同士で意見交流をしたり、全体の場で発表したりしました。
5年生の子どもたちは、この物語の学習を通して、実に物語の世界に浸りきって主人公の気持ちを読み取ったり、この物語を外から見た「自分の心の動き」についても考えたりして、意見を出し合うことができました。ノートに書く感想一つとっても、国語科の力が着実に伸びていることを感じました。
放課後は、大杉先生にも加わっていただき研究会を開き、本校で取り組んでいる校内研究としての国語科の授業について、勉強しました。