5年「たった1本の植樹」と「ヤマボウシの実」

5年生は、11月9日(火)に「学校林植樹体験」に行く予定をしていましたが、前夜からのあいにくの雨により、山の中での活動ということもあり安全面を考慮して、中止とさせていただきました。代わりの日を設定したかったのですが、学校行事の予定や植樹する苗の状態、学校管理委員会の方々の都合等を考え、5年生の子どもたちが直接山に行って植樹をすることは断念し、週休日に学校管理委員会の方々や学校職員の手で植樹するという形をとらせていただきました。

今回、植樹をしないことになると、5年生の子どもたちは明治から続く伝統の「学校林」に入ることもなければ、どんな種類の苗木を植樹するのかもわかりません。そこで、急遽、植える予定の苗木を1本いただき、学校の中庭の「なかよし広場」に植えることにしました。

5月12日(金)の6校時に、5年生児童と一緒に、「ウリハダカエデ」という苗木を1本だけ植樹しました。苗木の下にたい肥を入れ、子どもたちは移植ごてで土をかけました。20年後に大きく育ったら、「メープル」が取れるそうです。学校林の植樹は、ここ2・3年、この「ウリハダカエデ」を植樹しています。

水やりも進んでしてくれました。「大きく育て!」

ふだん「なかよし広場」で活動することは少ないのですが、この日は、下校まで少し時間に余裕があり、5年生の子たちは「なかよし広場」で時間を過ごしました。「なかよし広場」には、10数本のいろいろな種類の木が植えられているのですが、その中に「赤い実」がいくつも生っている木がありました。「ヤマボウシ」の木です。実を取って匂いをかぐと、それは甘いいい香りがしました。子どもたちは、食べてもいいか迷っていましたが、口に入れてみる先生や子どもがいました。「あまーい。」すると、みんな次々に赤い実を口に入れ、「ヤマボウシ」の実をいただきました。みんな少しドキドキしながら、いただきました。

そのあと、子どもたちは「なかよし広場」の中の木の周りを追いかけっこしたり、他の木を眺めたりしました。

「ウリハダカエデ」の苗木を植えに行き、「ヤマボウシ」の実を初めていただいた植樹となりました。いずれにしても、「学校林」のある「木と緑に親しむ古保利小学校」らしい活動となりました。