6年命名「スペース・ロード」

古保利小学校前のタイル(レンガかも)が敷き詰められている歩道には、すてきなデザインの絵が描かれています。ちょうど校門を出たところには、「地球」があり、北側(西柳野側)には、「太陽」「水星」「金星」があります。そして、南側(西阿閉側)には、「火星」「木星」「土星」「天王星」「冥王星」「海王星」がならんでいます。そうです。「太陽系の惑星」が描かれたしゃれた歩道なのです。(ちなみに冥王星は、2006年に準惑星に変更となりました。大きさは月の約2/3。)

この学校に赴任した時から、毎朝、校門前の「地球」の上に立ち、子どもたちに「朝のあいさつ」をすることを続けているうちに、よその学校にはない、この「すてきな歩道」への愛着がわき、この「名もない歩道」に名前を付けたくなりました。

「地球」(校門の前)

今年度は、新型コロナウイルスにより、修学旅行・運動会、そして、卒業に向けて、いろいろと心配してきた6年生の子どもたち。振り返れば、他にもいろいろ辛抱したこと・我慢を強いられたこともあったと思います。そんな6年生の子どもたちと、今年がんばった証に、一緒に命名しました。名付けて「学校の前の道に名前を付けようプロジェクト」です。

1月になって、教室でこの話を6年生に説明しました。宇宙にちなんだ英語では、「スペース、ユニバース、コスモス」。惑星は、「プラネット」、太陽系は「ソーラーシステム」(なんか暖房みたいな…)なども教えました。子どもたちは、その後それぞれ3つずつ名前を考えてきました。またその理由も書き、歩道に対する思いを書き表しました。宇宙のこと、古保利小のこと、みんなが覚えやすいこと、親しみやすいことなど、いろいろと考えてくれました。みんなが考えた中で、一番多かった名前、それがこの「スペース・ロード」でした。

宇宙は、果てしなく続く世界です。無限の世界です。もうすぐ卒業する6年生の子どもたち。無限の可能性を信じて、大きく羽ばたいてほしいと願っています。

夢は、古保利小から、スペース・ロードへ!

「太陽」

「水星」 

「金星」

「火星」

「木星」

「土星」

「天王星」

「冥王星」

「海王星」

「スペース・ロード」

(南側から見て)        (校門から南側へ)       (北側から見て)

  

「無限の彼方へ、さあ、行こう!」

(映画「トイ・ストーリー」より)