5年校外学習(信楽)

11月16日(火)に、七郷・富永・古保利小学校の3校の5年生が校外学習で「信楽」に行きました。古保利小学校は、富永小学校と一緒にバスに乗りました。行きのバスでは、しばらく担任がバスガイドを務め、子どもたちを楽しませてくれました。

信楽に着くと、町のあちこちに大小様々なたぬきやおもしろいたぬきの置物が見られ、さすが「陶芸の町」信楽です。子どもたちから、何度も歓声が上がりました。目的地の「宗陶苑」さんでは、さっそく「作陶」に取り掛かりました。陶芸を教えてくださる先生はまだ若い方でしたが、教え方も上手で、子どもたちの作品もアッという間にかっこよく直してくださる「ゴッドハンド」の持ち主でした。

子どもたちは、四角い粘土をいただくと、自分が作りたい「茶碗づくり」や「湯呑づくり」に没頭し、一生懸命に「作陶」に打ち込んでいました。(前日見たDVD「陶芸合宿」の様子も参考になったようです。)「宗陶苑」の先生に教えてもらって、とてもいい作品が出来上がりました。焼きあがるのが来年の2月ごろで、どんな陶器が出来上るのかとても楽しみです。

このあと、日本最大級の「のぼり窯」を見せていただきました。昨年は、自由に見学しましたが、今年は、「宗陶苑」の年配の方が、大変詳しく、また、思いを込めて、この「のぼり窯」を説明してくださいました。信楽でのぼり窯を使用されているのはこの窯だけであり、年にたった2回しか使用されないそうです。4日間薪を炊き続けるので、大量の薪を使用され、大変な作業であることが想像できます。

最後に、たくさんのたぬきの前で、記念写真を撮りました。ここは、1年前の朝ドラ「スカーレット」の記者会見が開かれたところです。こんなにたくさんのたぬきがいるところは、不思議な空間に思えますね。

この後、「陶芸の森」に移動して、広い芝生の広場でお昼のお弁当をいただき、その後、しばらく、広場でくつろぎました。

午後は、この広い「陶芸の森」の中で、ウォークラリーをしました。最初にスタートする古保利の子たちは、一斉に散らばっていきました。各校の引率者も、それぞれのチェックポイントに移動し、そこでカードに印をつけたり、写真を撮ったりしました。「ダイエット階段」と名付けられた長い階段のその上にある広場のさらに一番奥の端に「炎の人」と呼ばれるモニュメントがチェックポイントとなっていたりして、たくさん移動した子どもたちも引率者も、多少疲れました。

上の写真の「信楽産業展示館」では、かの有名な「岡本太郎氏」の展覧会を開催されていて、たくさんの子が見学しました。ちょっとお得な気分になりました。

帰りは、行きの途中から視聴していたDVDの続きを見せてもらい、静かに帰路につきました。11月にしてはお天気に恵まれ、車窓から見える山々には見事に色づいてきた紅葉が鮮やかでした。そんな晩秋の近江路を巡ることができ、また一つよい思い出ができたことと思います。

5年生の子どもたち・担任の先生、お疲れさま。朝早くからお弁当を用意してくださったお家の方、ありがとうございました。