全校親子遠足の代わりに…

5月22日(土)、2年に一回の予定で計画していた「全校親子遠足」=「こほりん活動」(親子活動)は、前日に降った雨の影響で中止し、雨天案で実施することにしました。

【1・2年生】本来は西野へ行き、コミュニティーセンターで、西野水道の紙芝居を見せてもらったり、竹で作った水鉄砲を作ったりする予定でした。当日、学校では、その2つをしていただきました。講師として、杉本様、杉野様にお世話になりました。

紙芝居をセンターから持ってきてくださり、オープンスペースで見せてもらいました。西野恵荘さんのことが、1・2年生にもわかる紙芝居でした。水鉄砲では、子どもたちはテラスに出て、水道の水を入れて、勢いよく鉄砲を押して、水を飛ばしていました。とても楽しかったようです。

【3・4年生】本来は片山トンネルを通って、琵琶湖に出て、「山越えの道」を歩いて熊野に戻ってくる予定でした。当日、学校では、道案内役の片山様に学校に来ていただき、パワーポイントを使って、「山越えの道」の話や、冬の間だけ行われる「分教場」の話、「片山港」の話をしていただきました。

実際に4年生まで「山越えの道」を歩いて通学された片山様のお話を、子どもたちは興味津々で聞き、昔の片山の子どもたちがあの山を越えて、古保利小に通っていたことに驚いていました。

 

【5・6年生】本来は、西野水道から山裾の道を通って山に入り、長い山道を歩いて学校林に行きます。學校林管理委員会のメンバーが杉の丸太をチェンソーで切る実演を見学したり、すぐ近くの阿曽津千軒を見て回ったりする予定でした。その時お世話になる学校林管理委員会の川越様や阿曽津千軒の案内をしていただく成田様から、当日、学校の和室でお話をしていただきました。

学校林は、明治の時代からあったそうで、現在の学校林は昭和からで、これまで3名の方がご寄付してくださったそうです。また、大昔、阿曽津ではたくさんの人が住み、栄えていたことが、石垣の名残からわかること、そして、「阿曽津婆」というちょっとこわいお話もしていただきました。

6年生の代表児童がお礼の言葉を述べ、終了しました。古保利の学区に伝わる地域の歴史や特色ある学校の一つである「学校林の歴史」を学ぶことができました。

今年度は、コロナ禍の中、2年前と同じような計画とはいかず、感染症対策を考えた計画を立てさせていただきました。残念ながら、現地に行っての遠足や親子の活動はできませんでしたが、それに代わる「地域学習」=《こほりん学習》をそれぞれの学年に応じて行うことができました。5名の講師の先生方、大変お世話になりました。

郷土(ふるさと)で学び、郷土を愛し、郷土に貢献する子どもを育成をめざす古保利小学校! = 地域と共に歩む学校づくり