11月6日(土)1・2時間目に、2年ぶりの「学習発表会」を開催することができました。
【第1部】4年生「西野水道劇」
一人ひとりが会場の観客に届くような大きな声を出し、堂々と演じることができました。3人の石工さんと恵荘さんや村人みんなで掘りぬきの作業をするシーンは、それぞれが異なる動きをしていますが、掘りぬきの作業の苦労が伝わってくる一体感のある表現で、見事でした。担任の先生と15人全員で力を合わせて、20分以上にわたる大作を作り上げました。
【第2部】群読発表会
5年生「秋だ!おまつり!」 冒頭のパフォーマンスは、祭りに行く子どもたちの楽しそうな表情が十分出ていました。繰り返しの発声や、声の強弱は、見事に「おまつり」の雰囲気を表していました。最後の決めポーズも祭りらしく、勇ましかったです。
2年生「お手紙」「ともだち」 物語「お手紙」では、音読で出てくる人物(動物)の気持ちを表し、長いセリフもしっかりと言うことができました。「ともだち」では、2つに分かれて、交互に動きを入れた群読が分かりやすくて、おもしろくて、とてもよかったです。
1年生「ことばであそぼう!」 まだ入学して半年の1年生ですが、国語で習っている「ことば」について発表したことがすごいですね。「あいうえお」の詩や、「きゃきゅきょ」の言葉などを、元気でかわいい身振りや手振りで楽しく表現することができました。
3年生「さかなやのおっちゃん」「てんぷらぴりぴり」「ちいさい おおきい」 3つの詩の群読に挑戦しました。「さなかや…」は、みんなの関西弁やイントネーションが面白くて、楽しく聴かせてもらいました。「ちいさい おおきい」では、声の大小・強弱を工夫しながらも、全員の群読が見事にそろっていました。
6年生 「自分らしさ」 宮沢賢治の名作「雨ニモ負ケズ」では、凛とした立ち姿、声を重ねていく技法、メリハリの効いた群読は、緊張感が伝わってきました。手話を交えた「世界で一つだけの花」は、オンリーワンのよさを出そうと、味わい深く表現できていました。出来上がっている作品を読むだけでなく、一人一人の「なりたい」ことの発表は、「自分らしさ」を十分表現できていました。
どの学年も素晴らしい発表でした。古保利小学校の子どもたちにとっては、「人前で堂々とふるまい、作品のことばや自分の意見を言い、人の発表にも真剣に耳を傾けること」は、とても「必要なこと」だと思っています。そして、その力を引き出すこの「学習発表会」が、2年ぶりにできたことをとてもうれしく思っています。
新型コロナの対策から、マスク着用という子どもたちにとっては、「しゃべりにくい」「大きな声を出しにくい」という状況でしたが、それを受け入れ、日ごとに練習で高めていった子どもたち。発表会本番までの各学年の取組を通して、古保利の子どもたちが大きく着実に成長していることを感じました。改めて、古保利の子どもたちを誇りに思います。
お忙しい中を参観にお越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。