1年生は、国語で物語文「たぬきのいとぐるま」の学習をしています。実物の糸車を教頭先生が家から持参し、担任は障子を家で外して学校に持ってきました。この2つの道具を使うことで、物語の場面がよくわかるように考えて、授業を行いました。
子どもたちは、おかみさんの役になって糸車を回したり、たぬきの役になって破れた障子紙の中から覗いて目ん玉をくるくる回したりして、物語の世界に浸りながら、学習を楽しみました。
ワークシートには、おかみさんの気持ちを思い浮かべたり、たぬきの気持ちを想像したりして、「こころのことば」を書き込みました。
この日は、織田元校長先生に講師としてお越しいただき、指導していただきました。本校は、校内研究として国語科を窓口として、「主体的・対話的な学習活動を通して、深い読みを追求できる子どもたち」の育成を目指しています。この日の授業も、意欲的な姿がたくさん見られ、楽しい授業を展開することができましたが、深い読みや対話的な活動が十分であったかというと、まだまだ課題は残りました。(これは、他の学年の研究授業でも同様であり、その課題から次の対策を考えて事後に取り組んでいます。)なかなか完璧な授業をすることは、難しいことです。
今年度も残り2か月余り。教師の授業力を伸ばすと共に、子どもたちの国語科をはじめとする学力を高められるよう、精進していきたいと考えています。