7月27日(月)に、4年生が総合的な学習の時間に「水生生物調査」を行いました。4年生は、毎年「市のみずすまし調査隊」として、学区内の河川の調査を行っています。当日は、学校長が講師として指導しました。はじめに、校長からこの調査の目的、調べる内容などを聞きました。気温水温、川幅や水深、水の速さなど環境を調べた後、川に入り、水のきれいさ・汚れ具合を調べることのできる指標生物を探しました。金網で水草の下を探ってみると、小さな稚魚やドジョウ、ザリガニ、スジエビ、カワニナ(タニシの仲間:ホタルのえさとなる)などが入り、みんな夢中になって、「生き物探し」をしました。あまり見たことのない小さな水生昆虫やヤゴ(トンボの幼虫)、大きなタイコウチも見られました。後半は、魚つかみ用の網も使い、さらに一所懸命になってしまいました。川から上がり、獲った生物を種類別に数え、プリントに記録していきました。指標生物としては、カワニナが多く、川は「やや汚れている」という判定になりました。また、CODという酸素濃度を測るパックテストも行い、やはり川は汚れていることがわかりました。梅雨の雨が続いた影響もあるでしょう。獲った生き物は、1日だけ教室に持って帰り、「川の水族館」として鑑賞し、翌日には川に逃がしました。
新型コロナや、梅雨の長雨の影響で、外での活動があまりできませんでしたが、この日は、みんな生き生きと活動し、生き物探しを満喫したようです。