6年福祉体験学習

6年生では、2学期に総合的な学習の時間を使って、様々な福祉学習を重ねてきました。

【①アイマスク体験】長浜市社会福祉協議会から講師の先生に来ていただき、視覚障がい者についての正しい知識を教えていただいた後、実際にアイマスクをつけて、見え具合を感じたり(わずかであるが光を感じます)、視覚障がい者の気持ちになって考えたりしました。白い杖(白杖)が、いかに大事な道具であるかも理解しました。

【②手話体験】手話サークルの方3名に来ていただき、聴覚障がい者について学びました。聴覚障がい者とのコミュニケーションの一つである手話を教えていただき、自分の名前や簡単な言葉を手話で表すように練習しました。たくさんの種類を覚えるのは大変ですが、みんな真剣に取り組みました。

【③車いす体験】再び社会福祉協議会の方に来ていただき、肢体の不自由な障がい者が使われる車いすの使い方を学びました。お話を聞いた後、基本的な動かし方を教えていただき、車いすを実際に運転したり、介助者になったりしました。たった5センチの段差もなかなか進めません。乗ったり、押したりを交互にして、どうすれば「優しい押し方」になるか、「安全な押し方」になるか、勉強しました。障がい者用スペースの駐車場が広いのは、意味があるのですね。いつ、使われるかわかりませんので、空けておきましょう。

【④高齢者体験】最後は、お年寄りについて学ぶ高齢者体験です。足には、おもりを付けて歩いたり、杖を突いて進んだりしました。また、目には、視野を狭くする特殊なゴーグルをつけて、お箸を使って豆をつまんだり、コップに水を入れて飲んだり、鉛筆で文字を書いたりしました。「こんなに不自由だったのか、お年寄りは?」という改めて知った感想が出てきました。おうちのおばあさんやおじいさんに優しくしているかな?

いろいろな学びのあった福祉体験学習でした。何よりも大事なのは、「相手の気持ちになること!」かと思います。何でもかんでも優しくするのが親切ではありません。やれることは自分でやろうと考えておられる方は、たくさんおられます。相手のおっしゃることに耳を傾け、相手の考えを尊重して、行動に移しましょう。

学んだ分 相手を思う 古保利っ子