延期になっていた第1回避難訓練を4月28日(水)の2校時に行いました。通常であったら運動場に避難するところですが、今日も天候が悪く、体育館に避難しました。
今回の災害の設定は、「火災」です。理科室から火事が発生したという想定で訓練を行いました。訓練で大事なのは、いかに情報を正確に伝えるかということと、役割分担です。放送を聞いた子どもたちは、担任の指示に従い、火災に近い階段を避け、安全な経路を通って、どの学年も静かに体育館に避難し、整列しました。口にはハンカチを当てている子がたくさんいました。
避難後は、担任は教頭先生に人数報告をし、教頭先生は校長に総人数を報告します。また、養護教諭はけが人・病人の報告をします。なお、養護教諭は、職員室から救急箱とAEDを持ち出し、事務員は、非常用袋に救急カードなどを入れて持ち出します。(迅速に行動できるように、あらかじめ決めておきます。)
避難が終わったら、次は、「各地区ごと」に並び替えます。災害がおさまった後に、学校から帰宅するときの並び替え練習です。ここでは、各地区の登校班長がリーダーとなって先頭に立ちます。2週間前に行った「集団行動」練習が生きていました。移動の指示に対して、素早く動くことができました。
最後に、校長から、今日の避難訓練の講評と「火災の恐ろしさ」のお話、安全担当の先生からは「おさない・はしらない・しやべらない・もどらない」の合言葉「おはしも」の話がありました。
新型コロナウイルス感染症だけでなく、近年、いろんな災害が起きています。私たちは、想定内のことで訓練ができていれば、少しは冷静に行動ができると思っています。私たち教職員も同様です。「もし、こうなればどうする?」と、予測しながら訓練の内容を考え、より実践的な避難訓練ができるように工夫していこうと思っています。