芸術にふれる!「狂言鑑賞会」

6月30日(水)に、「狂言鑑賞会」を開き、全校児童で日本の伝統芸能の一つである「狂言」を鑑賞しました。狂言は、能とともに室町時代に完成し、650年という長い歴史をもつ演劇です。

和泉流狂言の「三宅狂言会」の方に来ていただきました。狂言の解説をしていただいた後、「盆山(ぼんさん)」という狂言を見せていただきました。

「ぼくもわたしも一日狂言師」狂言体験もさせていただきました。狂言の基本動作を学び、動物の鳴きまねや狂言の発声、謡(うたい)にチャレンジしました。初めての経験であり、恥ずかしがる子もいましたが、上の学年の子たちも堂々と発声していました。

狂言のおけいこは、「礼に始まり、礼に終わる」きれいな礼ができました。

そして、いよいよ6年生が登場する「茸(くさびら)」を演じてもらいました。もう子どもたちは、6年生がどんなふうに演じるのか、楽しみでした。

ある家の主人は、知り合いの山伏に頼んで祈ってキノコを退治してもらおうとします。山伏が呪文を唱え、祈りますが、却ってどんどんキノコが増えていきます。手作りお面をかぶったキノコが…。

 

そして、最後には、大きな茸キノコが登場!このラスボス的なキノコの被っているお面は、三宅狂言会にずっと伝わる大変貴重なお面だそうです。それを使わせていただきました。ここにも、歴史を感じます。

やがて、かわいらしい子どもキノコと大きな大人キノコが退散し、無事に退治できました。

キノコを演じていた6年生と担任が、カーテンコールで再登場しました。一人ひとり紹介されて出てくるときの返事が、とても気持ちよく、やり切った充実感と堂々としたたくましさが表われていました。

代表児童がお礼の言葉を述べ、「狂言鑑賞会」は幕を下ろしました。

「芸術にふれる!」の第2弾「狂言鑑賞会」。今回も素晴らしい芸術鑑賞でした。日本の伝統ある演劇にふれて、その素晴らしさと、それを守っておられる方たちのすごさを学びました。

特に、6年生は、貴重な体験をさせていただきました。上手に演じた6年生。この中から、将来、狂言師が現れるかも…。「この辺りのものでござる!」

狂言で 伝統にふれた 古保利っ子!