修了式「先輩の活躍と夢に向かって」と「お礼の言葉」

3月24日(木)の今年度の最終日に、1年生から5年生まで体育館に集まり「修了式」を行いました。まだ、数日前に卒業式をしたばかりの会場で、椅子に座って行いました。

各学年の担任による「修了証」授与の人数報告の後、5年生児童が代表で「修了証」を受け取りました。古保利っ子たちは、この1年間で、どの子も実にたくましくなりました。それは、新型コロナによって我慢強くなったり、勉強に根気強く取り組んだり、自主的にたてわり活動や学級活動など自治活動に取り組んだりと、本当によく頑張ったからです。この確かな手ごたえは、先日の卒業式での様子や、この日座っている子どもたちの顔つきや振る舞いなどからも伝わってきました。

その後、校長が、現在、甲子園球場で行われている全国選抜高校野球大会(センバツ)に、ピッチャーとして出場の予定の古保利小学校卒業の先輩の紹介をしました。(その後、登板し、大活躍しました)その先輩にちなんで、「夢の実現」には、①まずそのスポーツやピアノ、芸術など、自分が取り組んでいることが「好き」になること、そして、②自分の好きなことを続けて「努力」をすること、③「努力」を積み重ねて「自信」をつけることが大事であるという話をしました。その先輩の小学校時代の卒業文集には、野球がうまくなるには「道具を大切にすること」が書かれていました。④夢の実現の第4のキーワードは、「大切にすること」を話しました。「大切にすること」は、人によって異なり、それは、道具かもしれないし、時間かもしれないし、人や仲間かもしれません。高校野球で活躍され、自分の夢に向かって邁進されている先輩のように、まだ小さい古保利っ子たちも、未来に、自分の夢に向かって、頑張ってほしいと思います。

 

生徒指導担当からは、春休みの生活についての注意がありました。SNSにも気を付けた生活をしてほしいです。人を傷つけることはしてはいけません。

最後に、各学年代表が「1年間頑張ったこと」の発表をしました。ここにも、子どもたちの1年間の成長とたくましさが表れていました。

修了式を終え、いよいよ春休みです。4月の新しい出会いとスタートに向けて、しばし、充電期間です。新学年の準備をしましょう。物と心の準備を!

(先ほどの先輩の活躍が楽しみです。センバツの決勝戦は、どんな試合になるのでしょう。)

【お礼】私事ですが、この3月をもって、定年退職させていただくことになりました。3年間にわたって、このブログをご愛読いただきありがとうございました。毎回、少しは頭をひねって書いたつもりですが、つたない文章もあり、平凡な写真もあったかと思います。また、たまに載せる川柳や俳句、キャッチコピーなど、今読み返せば恥ずかしいものばかりです。6年生の保護者の方が心配されていた「修学旅行」は少しでも安心してもらえるようにと、奈良や京都の現地から慣れないスマホで8回も配信し、たくさんの方に見ていただきました。また、国語の授業「5年 たずね人」や冬に取り組んだ「1・2年犬棒かるた」の記事は、連日何十人もご覧になる方がいて、全国から見ていただいた反響の大きさに驚きました。

なお、子どもたちの前で話をするのは、3月24日の「修了式」が教職生活の最後となりました。何を話せばよいか、考えた結果、今、一番輝いている「先輩」のことに触れながら、古保利っ子たちも大きく育ってほしいと願い、「夢」について語ることにしました。どれだけ子どもたちの心に響いたかわかりませんが、今後の子どもたちの活躍ぶりを楽しみにしたいと思います。保護者・学区の皆様、大変、お世話になりました。

古保利小学校 校長