11月29日(金)に、3年生が浅井歴史民俗資料館に社会科の学習として、「昔の暮らし体験」に行きました。たくさんのボランティアさんが出迎えてくださいました。「糸姫の館」(上の写真)と「七りん館」(下の写真)などで、9つの体験をさせていただきました。七りん館は、昨年の台風で屋根が破損しましたが、とてもきれいに修復されていました。①とうみ・だっこく 昔の豆作りや米作りに使用された唐箕や足踏み脱穀機を体験させていただきました。唐箕は、字の通り、中国から伝わったらしいです。どちらもやってみて、「すごい。」と言っていました。唐箕は風の力を利用して、上から入れた穀物が重さ別に3種類に分別できるという優れものです。どちらも発明された当時は画期的な道具だったでしょうね。②せた・ぞうり わらぐつまで用意してくださいました。みんな喜んで履いていました。③せんたく 昔は洗濯板で洗濯をしていたのですね。冬は冷たそうです。④石うす 大豆を石うすの穴に入れて、粉を挽きました。きなこのできあがりです。⑤おやつ かきもちを火鉢の炭であぶって食べました。これが一番うれしかったようです。⑥アイロン 炭火のアイロンでハンカチなどのしわを伸ばしました。⑦着物 学校行きに着ていた着物を着せていただきました。みんなよく似合っていました。100年前にタイムトリップしたみたいでした。⑧はかり さおばかりで物の重さを量りました。また、いろいろな升を見せていただきました。⑨遊び けん玉やお手玉・こま回しをしました。ボランティアの方は、とてもうまいです。⑩台所のお話 最後に昔の台所の道具や食事の様子を教えていただきました。これはちゃぶ台です。テレビドラマで、ひっくり返されるシーンを見かけますね。ほんとうに数多くの体験をさせていただきました。これも、たくさんのボランティアさんのおかげです。感謝です。この日は、お天気もよく、外での活動も気持ちよくできました。また、七りん館の前には、珍しい秋に咲くさくらが咲いていました。「昔のくらし」の学習は、3学期とまだ先のことになりますが、一つ一つの体験したことは、子どもたちの体と頭にしっかりと残ったことと思います。それだけ充実した体験活動でした。もし、お家に昔の物があれば引っ張り出してきて、子どもたちに見せてあげてください。きっとそこには、昔の方の知恵がいっぱい詰まっていると思います。昔のことに興味を持ち始めた現代っ子に是非見せてあげてください。
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