4年校外学習(高島扇子)

9月10日(木)に4年生が校外学習として、湖西・安曇川の「すいた扇子」さんに見学に行きました。安曇川町や新旭町は、古くから扇子の骨組みである扇骨作りが盛んで、今でも何十件もの家が扇骨作りに携わっているそうです。また、この「高島扇子」は、扇骨において全国シェアがなんと90%だそうです。日本一、いや世界一の産地だそうです。知りませんでしたが、すごい!外では、店主の吹田さんに扇骨を砂利の上に干す「白干し」のことを教えていただきました。何回も干すことや干すときの扇骨の置き方、竹の色の変化なども教えていただきました。 工房の中には、きらびやかな扇子から様々な用途の扇子が飾ってありました。高価な物も展示してありました。 吹田さんが扇子作りの方法を教えてくださいました。 こちらでは、扇子の骨組み(扇骨)の部分を手作業で製作されています。  初めはざらざらである竹(扇骨)のたばをやすりでけずり、みがいて、すべすべさらさらの状態にします。   扇骨づくり30年の吹田さんの職人技を見せていただきました。 子どもたちは、吹田さんの説明や実演に食い入るように見つめていました。これが、350年続く伝統の技であると、感心していました。扇子作りの説明を聞いた後は、お昼を食べ、午後は扇子の絵付けをしました。 子どもたちは、各自思い思いの絵を描き、世界で一つだけのオリジナル扇子を作りました。子どもたちは、出来上がった扇子が送られてくるのを楽しみに待っています。古保利学区にはものづくりをされている所は少なく、ましてや現代の子どもたちには伝統的な工芸品を製作されているところは、あまりなじみがありません。でも、滋賀県に範囲を広げると、信楽焼きや彦根仏壇・浜ちりめんなど、実に様々な伝統的な工芸品を作っておられるところがあります。そして、今回の見学で、職人さんの技だけでなく、ものづくりの知恵や工夫、そして、苦労も少し知ることができました。新型コロナの影響は、こちらにもあると聞きました。「祭りもなくなったし、・・・」と。4年生にとっては、いろいろなことを学べた校外学習でした。「すいた扇子」さん、お世話になりました。