4年生は、7月に「星」の学習をしました。そこで、夏休みに入る前の7月19日に、学校のプラネタリウムで星を見て、動き方も観察しました。
古保利小学校のプラネタリウムは、現パソコン室にあり、校舎改築時は、視聴覚室と呼んでいました。天井に半球のドームスクリーンが吊り下げられていて、手動でハンドルを動かしドームスクリーンを下ろします。プラネタリウムを専用の大きな木箱の上に乗せ、電源をコンセントにつなぎ、セットします。
このプラネタリウムは、「ワタナベ式天体投影器」と呼び、天体の星を光で表すだけでなく、別のスイッチを入れると、実際の星の動きに合わせて、星全体が動きます。北斗七星やカシオペヤ座の回転する動きが大変よくわかります。また、「北極星」が、ほとんど動かず天体の中心であることも理解できます。
他には、こんなパーツがあります。
「星座絵投影器」というオリオン座など16枚の星座などの絵をドームスクリーンに映し出すことができます。
「夏の星座・冬の星座の解説テープ」です。カセットテープに録音されていて、歴史を感じる一品です。今の子どもたちは、カセットテープ自体をあまり見たことがありません。ちゃんと音声が流れたので、今回初めて、この解説を聞きながら、星を観察しました。
この他には、「ポインター」と呼ぶ星の位置を光の矢印で指し示すものや「子午線」を表す器具もあり、何十年も前の教具(プラネタリウム)ですが、結構な優れものではないかと思います。
4年生の子どもたちは、スクリーンに映し出される星を見上げながら、楽しく学習することできました。この夏は、「夏の大三角」や「さそり座」も、自分で見つけられるといいですね。