百葉箱のリフォーム「奮闘中」

【リフォーム中】8月に入って、図工室で「百葉箱のリフォーム」に取り掛かりました。屋根→天井→床→温度計をかける板の順に製作しました。

〔屋根と天井の製作〕まず、一番重要な屋根から取り掛かり、前の屋根と全く同じサイズの屋根を製作しました。縦横90cmと、思ったよりも大きな屋根でした。

天井は、上に5枚の板、下に4枚の板を釘で固定しました。隙間があるのは、百葉箱の中の空気を換気し、より正しい温度を計測できるようになっているのではないかと思います。床は、各部品だけを作り、最後に組み立てるようになります。

〔専門家に依頼〕屋根を支える垂木のような角材は、横から見れば台形をした角材であり、斜めに切る技術など考えると、これを作るのは難しいと思い、6年生の卒業制作の一つ木製「植木鉢カバー」の製作に毎年協力していただいている「小河建具」の小河さんに依頼することにしました。数日後に、びっくりするようなきれいな角材を仕上げてくださいました。

〔床の補強〕お盆休みの後、空いている時間に作業再開。左側側面の一番下の板(角材)がかなり傷みが激しく、また、一部欠けたため、金属の支柱が支えることができないという危機的な状態で、さわると左側の壁が落ちそうな具合でした。これでは、せっかく作った床も組み立てても支えられず、すぐ落ちてしまうことになります。そこで、ほぼ同じ大きさの角材を4面の下にあてがい、金具で固定することにしました。

〔塗装〕各部品もでき、ペンキで塗装の作業に入りました。風雨に耐えられるように、日を置いて、2度塗りをして、塗装面を厚くしました。

後半は、外に出て、今ある百葉箱の側面などを塗り直しました。まず、硬いブラシなどで、古いペンキをはがし取り、ゴミやほこりを落としました。横木は、1枚1枚斜めになっており、さらに、1cm弱の隙間があるため、塗りにくく、また、丁寧に塗らないと塗り残しができてしまいます。

9月24日(金)、2回目の塗装。ペンキ塗りには、とてもよい天候で、午前中に一気に仕上げるため、職員の手も借りて作業しました。運動場へ行く途中のたくさんの子が、声をかけてくれました。子どもたちのその一言一言が、さらに「がんばろう!」という気持ちにさせてくれました。

完成が近づいてきました。