4年西野水道劇撮影終了!

 

10月から取り組んできた4年生による「西野水道劇2020バージョン」が遂に完成し、ビデオ撮影もめでたく終了しました。というのも、今年は伝統の「学習発表会」が中止となり、劇の披露もなくなってしまったため、劇そのものも中止になるところでしたが、子どもたちや担任の熱い想いや願いから劇に取り組み、映像に残そうと考えました。さて、これから、ビデオの編集作業に入りますので、4年生の保護者の皆様のところにDVDが届くのは、もう少し先になります。今しばらくお待ちください!

そこで、今回「番組宣伝」、いわゆる「番宣」ではありませんが、練習・撮影風景を少しお見せいたします。当初は、マスクを着用して練習していましたが、声が通らないのと、顔の表情がわからないので、学校にいただいた透明な「鼻マスク」を、4年生の劇用として使用することにしました。

4年生は全員で11名と全校で一番少数です。途中で役を代わったりして、一人2役をこなしたりしています。そのため劇中に何人もの子が着替えるのですが、慣れない着物の着替えに5分くらいかかっていました。また、自分のセリフがとんでしまったり(それぞれたくさんのセリフがありますので)、かつらや手に持つ小道具やがなかったり、歌の曲が途中で消えてしまったりと、いろいろありましたが、劇の後には、いつもみんなで反省会を開いて、「今日、困ったこと」など各自積極的に意見を出し合い、課題を明らかにして、次の練習に臨んでいました。正に「みんなで作り上げた劇」となりました。日ごとに堂々とした演技になり、アドリブのような動きも工夫して入れたりして、劇を通して、成長している4年生、頼もしくなりました。

【10月14日 西野水道見学プレイバック】劇は、この見学から始まりました。

このコロナの年。いろいろなことができなくなりました。でも、知恵を出し合い、力を合わせて、工夫を重ねていけば、今までのものはできなくとも、新しいものができるものです。今回、私たちも学びました。あきらめてはいけないな!

西野恵荘さんや西野の村人たち、そして、石工さんたちの成し遂げた「西野水道」の大事業!今のような科学の進歩も大規模な機械もない江戸時代の当時は、はるかに過酷なものであったと思います。今コロナで大変な年でありますが、恵荘さんたちのように、「あきらめず、知恵を出し合い、力を合わせて、頑張っていきたい」と思っています。