2学期始業式

長い夏休みも終わり、8月27日から2学期が始まりました。いつもなら、体育館で全校児童が集まって始業式を行うのですが、「緊急事態宣言」がこの日から発令されたこともあり、大勢での集会を避け、「放送による始業式」に切り替えました。

学校長から、今年の夏は、「特別な夏」であったことの話がありました。その一つは、日本で57年ぶりに開催された「東京2020オリンピック」のことです。

…「アーチェリー団体男子」では、勝てば3位、銅メダルという戦いを見ていました。日本では、メダルを取るのと取らないのでは、大きく評価が変わります。3人ずつの団体戦で、最後の日本の選手の1射になりました。円い的の中の10点の、さらに真ん中を射抜かないと負けてしまう状況でした。「大変なことになった。」絶体絶命の大ピンチです。もうハラハラドキドキです。ですが、日本の選手は、70m先の的のど真ん中を射抜いたのでした。何という精神力でしょうか。技もすごいことですが、その「心の強さ」に感心しました。この4年間、いや人によっては5年間、この1回の試技のためにものすごい練習を積み重ねたことでしょう。でも、金メダルを取った選手だけでなく、出場した選手みんなが、きっとそうだと思います。すごい練習をしてきたのだろうと。

このオリンピックでたくさんの感動と勇気をもらいましたが、それだけで終わったのでは、もったいないことです。「今度は、みなさん(子どもたち)の番です。」いただいた感動と勇気を自分の力にしてください。運動は、もちろん、ピアノなどの習い事、毎日の勉強や生活に置き換えて、頑張ってみてください。よい結果を得るには、しっかりとした目標や計画を立て、根気強い練習の取組が必要です。それらを続けたとき、きっと先のアーチェリーの選手のように、技だけでなく、心も強くなるだろうと思います。今日から、始まる2学期、「自分の金メダル」をめざして、頑張りましょう。…というお話でした。

次に、生徒指導担当から「8・9月の生活目標」についての話、教頭先生から「みんなで取り組む感染症対策」の説明がありました。「8・9月の生活目標」は、「人の話をしっかり聞こう」です。

最後に、各学年代表児童による「夏休みの思い出や2学期にがんばりたいこと」の発表がありました。

「運動会で頑張る」「国語や算数を頑張る」「なわとびで二回旋跳びを頑張る」「最後の運動会、たてわり活動を頑張る」など、各自自分に合っためあてや目標を発表しました。教室では、どの学級も、先生や子どもたちの発表を静かに聞いて、拍手をする姿もありました。

また、各教室には、「今日から2学期のスタート、がんばりましょう」の意を込めて、黒板には、担任から子どもたちへのメッセージも書かれていました。

いよいよ2学期、始動です!