10月16日(金)に、5年生が校外学習に信楽へ行ってきました。今年は富永小学校と一緒に見学をしました。
信楽は日本六古窯の一つに数えられ、古くから焼き物で栄えた町です。滋賀県の数ある伝統工芸品の中でも、特に全国でも知られている有名なところです。信楽の町に入ると、陶芸店の前に並べられたたくさんのタヌキを見て、子どもたちは大喜び。「焼き物の町」というより、もう「タヌキの町」です。信楽にたくさんある窯元の中で、「宗陶苑」さんにお世話になりました。朝ドラ「スカーレット」の記者会見は、この場所で(下の写真)行われたと聞いて、びっくり!宗陶苑さんに着いて、さっそく「陶芸体験」に取り組みました。子どもたちは、先日社会科の時間に見たテレビ番組「イッテQ」の「信楽焼の陶芸合宿」を思い出し、わくわくしながら説明を聞いていました。湯呑・茶碗・皿の3種類の中から選んで、作りました。それぞれが思い思いの器を夢中になって、作っていきました。久しぶりの粘土は、楽しかったようです。みんな笑顔で完成しました。こんなかわいい模様を入れた人もいました。今後は、底の部分を仕上げていただき、乾燥させ、焼いていただき、2か月後に完成となるそうです。このあとは、お待ちかねの昼食。外でお弁当をいただきました。いいお天気で、気持ちがよかったです。午後は、日本最大級の「のぼり窯」を見せていただきました。何がすごいかというと、窯の中に11室も焼き物を置く部屋のある巨大な窯で、長さは30mあるそうです。今、信楽でのぼり窯を使っているのは、もうここだけだそうです。こののぼり窯は、「スカーレット」でもロケ場所となったそうです。とても貴重な窯を見せていただきました。バスで移動し、「信楽伝統産業会館」へ向かいました。まず、旧館へ行き、「スカーレット」の撮影で使われたセットや、陶芸品、小道具、衣装などを見学しました。新館では、信楽焼の伝統と技術を学びました。ビデオを見ては、優れた技術に「おー。すごい!」と感嘆の声を上げていました。渋いところにも目が向く古保利の子どもたち、すごいなあ!新進陶芸家の新しい作品も展示していました。見学を終えて、玄関ロビーの前の壁面モニュメントを見て、また、「これは、すごいなあ!」の声。「1枚、1枚焼いてやある。」「1枚1枚、模様が繋がっている。」「1枚1枚、色が違う。」全体を見て、1枚1枚を見て語る子どもたち。行く先々で、しっかりと学ぶことのできる5年生の子どもたちでした。