6年 平和学習

1月18日(火)に6年生が社会科の学習で、「平和学習」をしました。講師として、東近江市の「滋賀県平和祈念館」から、木村先生に来ていただきました。感染状況が悪化する中で、来校していただき、直接指導を仰ぐのはどうかと思い相談の末、別室(会議室)でスタンバイしていただき、オンラインで教えていただくことにしました。

直接子どもたちには接しないけれど、カメラ画面を通して、子どもたちを見て指導をしていただくことができ、資料となる物品も持ってきてくださるので、実物を見ることができるという、こういういい方法もあるのかと感心しました。

「千人針」の説明では、「虎は縁起が良い」という話の中に、「虎は、千里いって、千里かえる」ということわざから、「遠くに行っても戻ってくる」というわけを教えていただきました。これは、まさに先日の「始業式」で校長が話した「虎の話」のことと同じで、子どもたちもびっくりしていました。

滋賀県からも、たくさんの方が兵士として借り出され、アジア・太平洋の各方面の戦地に散らばって、たくさんの尊い命が失われたことを教えていただきました。また、女性も看護婦として出征した方もおられたことを知りました。

分かりやすい資料も使って指導していただきました。

最後に、今でも残る当時の貴重な物を見せていただきました。ヘルメット・信楽焼の手りゅう弾・赤紙・防空頭巾・千人針など。

滋賀県だけでなく、長浜や高月の当時の話も交えてお話していただきました。この2時間で、自分たちとは遠いところにある歴史的な出来事と思っていた「第2次世界大戦・太平洋戦争」が、身近に感じられ、子どもたちの心にぐっと残る学習となりました。